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2015年 01月 12日
世界中をにぎわしている、フランスでのテロ。ワールドニュースをみまくり、各国での取り上げ方をチェックした週末。
このブログで取り上げるか、非常に悩みました。 あくまでも私の気持ちですが、やはり、悲しいし、言葉では言い表せない。 パリに暮らす前、なぜか、戦争と宗教について調べていた私。 今思えば、日本ではあまりなじみのない「タブー」を知りたかったからだと思います。 外側からは単なる「多様性」にみえることが、 実際暮らしてみれば、おもに移民差別からくる格差、失業など、フランス社会の奥にひそむ問題を目にしました。 だからといって、ひとりのエトランゼジェールの私にはどうすることもできない。 この問題に、興味だけで深入りするのは失礼だし、 触れてはいけないと思っていました。アタマでは理解できても、感覚的に身にしみるのには無理なので、それこそが立ち入り禁止区域、「タブー」なんだと思った次第です。 ただいえるのは、そのエトランジェールに対して、困ったときは無条件に手をさしのべてくれたのは確か。そこに人種や宗教の境は、まったく見えなかった。 人手を借りっぱなしの己の無力を知りながらも、だからこそせめて「目の前の自分の使命をせいいっぱい毎日コツコツとやろう」との気持ちにさせてくれた街でもありました。 もちろん、つらい思いもいっぱいしたけれど、人間力を身につけるには、このくらいシンドイ方が良いとも思っていました。 なにしろ「感性」が自由でいられるのはありがたかった。 なだけに、表現の自由の象徴、マスコミが狙われたのがつらすぎる。 私が「パリジェンヌのお気に入り」P13で記した、 「フランスで人気の漫画家」とは、今回犠牲になったCabu氏。 風刺についてはいろんな意見があると思います。 私自身は、グッサリきたことは確か。ちょっと傷ついたかな? だって、パリに来て、お買い物したいし、きれいな憧れブランドを身につけたいし。 (ここまでオーバーではないにしろ) でも、次に考えたのは、 「こんな目でみられているのだっら、 もっとカッコ良くなろうではありませんか!」 というわけで、帰国後第一弾、「パリジェンヌのお気に入り」の原動力にもなったわけです。 何が敵で、何が味方の相対図式ではなく、 「ヒトっていろいろなんだな」とシンプルに受け止められるようになれたのは、 人種がいろいろなパリからの教えだった気がします。 思想も、ファッションも、生活も、極端な方向に偏るなかれ。 行き過ぎると奇異に映る。「はだかの王様」にならぬよう、常に「バランス」を求められる社会だと私は感じました。
by yokoyonezawa
| 2015-01-12 11:36
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