エルミタージュ展と今日のデッサン

ごぶさたしておりました！みなさま、お元気ですか？
本日は自分の趣味の美術ネタですが、気軽におつきあいくださいませ。

先日駆け込みで行って参りました「エルミタージュ展」。
混雑する中、これまた気軽に見て回りました。
今回は音声ガイドや解説は無視し、
時代背景とか画家の作風だとか、そういった情報を抜きにして、
自分が単純に「好き」と思える作品の前にたたずみました。

で、私のナンバーワンはこの作品です。
「これはまさに南仏で見た空気感と色彩だ」と感じ、この絵の世界に惹き込まれました。
右のオリーブの木は日差しを浴びるとこういうグレーみたいな色だった！
日なたと日陰では、牛の色もこんなに違う。
「そーなの、そーなの！コレがフランスなのよね〜」心の中で盛り上がる私。
空が紫色なのに、おそろしくリアルな光景。

葉は緑色、牛の白、空は青。そんな色の「先入観」をなくさないと成り立たない絵だと思います。

あとで調べたら、画家はスイス出身でパリで没。
この場所は南仏ではなく、北側なのでした。
こんなオチがあっても、「好き」は変わらない。
このポストカードを毎日ながめています。

ぼーっとしながら描いた今日のデッサン。