伊勢丹フランス展で、我を忘れず堅実な買い物を

用事のついでに寄ったところ今日が最終日で、すごい人ごみ！「フランスカブレ」よう子。入場すると、そそられるモノがわんさか目に入ってきます。アレもコレもおいしそう。こういうとき冷静になるのは難しい。（注＊会場には雑貨などもありますが、私の目当ては食べ物なのです）

入り口の近くには、さっそく私好みのこげ色のバゲットが！ビゴの店です。店員さんが「クロックムッシュは出ているだけでおしまいです」とアピールし、「え？マジで？それならひとつ...」私の心は大きく揺らぐ。しかも目的以外のクロックムッシュに傾いている。

「いや、まだ入場して５分もたっていない。それに他の店でおいしそうなバゲットを見つけてしまうかもしれない。まずはリサーチ」と、心を鬼にして通り過ぎる。

恒例のこのフランス展で、いつも最優先するのがフランス産のお野菜。近所や日本で入手困難なものから選びます。好物のサラダ菜「マーシュ」があって、ごきげん！ホワイトアスパラ、ニンニク、アーティショーは毎回買います。今回、きのこはジロール茸と、お店の方イチ押しのアルベンシスという白いかわいい形のものに。測り売りで気になるのは量。「ちょっとずつ買えますか？」と聞くと、快くていねいにひとつひとつ選んでくれるところ、さすがプロですね。

オリーブオイルは、昨年購入して気に入ったものを再び。スパイシーでパンチがあってお野菜に合う！お値段も良心的なのもうれしい。お店の方もすてきなんです。

「パンはやっぱりビゴが香ばしそうで好み。うん、決めた！」と、ビゴの店に戻ると、長蛇の列が！さっきなかったクロワッサンが山積みにされているから、焼き上がり目的の列かも？念のため近くにいたおにいさんに「あの、（クロワッサンじゃなく）バゲットが欲しいんですけど、この列に並ぶんですか？」と確認。案の定...。おとなしくプラカード「最後尾」に並ぶ。

並んだからにはその雰囲気を楽しむ。プラカードを持つおねえさんと、しばし会話。今回の目玉商品、クロワッサンは最後の焼き上がりだという。私のもうひとつの目当ては、ルヴァンという丸形のパン。残りわずか。自分に言い聞かせる。「なくなったら、あきらめなさい。また来年買えばいい」。

前の前の女の子が一つ購入したあと、ラスト一個でゲット！「うしろのみなさんごめんなさい、いただきます〜」と、誰からも文句がないのに心中であやまる。「クロックムッシュは最後のひとつですが、よろしいですか？」「はい」。列に並んだおかげか、冷静さを取り戻し、もう横道にはそれない！意思は固い...とは言え、せっかくだからクロワッサンも♥家に戻りさっそく記念撮影。

マーシュのスプーンのような葉っぱの形、ニンニクの紫がかった白色、きのこの愛嬌ある形、土の香り。あ〜なつかしい！今年も大満足のお買い物なのでした。

こうした買い物では時間に余裕がないと、焦ったあげく我を忘れ、結果後悔する場合が多いので、今日の他の予定はヤメにしました♪無理して詰め込まない、強行しない＆臨機応変に。コレも私がパリで覚えた事なんです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー