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2013年 07月 28日
ジブリ作品は、まるで選挙に行くように、国民として自動的に毎回鑑賞します。とくに事前情報を得ず、平常心で向かいます。
着席したとたん、かなり具合が悪い事に気づきました。風邪をひいていたのでした。予告時間が約30分と長く、その間に冷房の冷気が体の芯にまで入り込み、絶不調に。途中退場まで覚悟しました。 いきなり竹下景子の声に気づき、なんだか引き気味、もう鑑賞には無理かも?と腰を上げようとしたそのときに「ジブリキャラの法則」を発見し、そのまま画面に興味をもっていかれ、物語に入っていけました。 法則?それは、「鼻が短い=鼻の下から口の距離が長い」つまり「鼻の下が長い」んですね。ハイジからずっと見続けているのに、今まで気づかなかったとは!この映画も個性豊かな登場人物たちですが、共通して鼻の下が長いのでした(外国人をのぞく)。 どちらかというと、背景が好きなのかな?ハイジの時代には、「外国ってこんなカンジなんだ!」と初めて異国の風景に触れる機会だったのを覚えています。 今回も背景が圧巻! 時に強く、時にやさしく、全編通じて風にゆらゆらゆれている映像に、こちらもゆれる。飛行機ってやつは、風向き、風力、空気抵抗、風に乗る?それらを図るのも大事なんですね、きっと。 風で吹き飛ばされるキーアイテムとして「帽子」がありました。全員がかぶっている様子に『この時代はきっと身だしなみだったのでしょう。あるいは何が飛んでくるかわからないから、危機回避の「頭巾」的な役割も?』などと、私の連想は本編の間ぶっ飛びっぱなし。 主人公の「堀越」の声のように淡々と観ていたつもりが、最後の方では涙をこらえるのに必死。具体的にどこに感動したというより、全体的に感じる事が多かった、そんなカンジです。説明が難しいけれど、物語の表面はきれいごとで描かれていても、その裏にある「負」の部分を想像すると、あれこれ思いは複雑になり胸がいたみました。 最後のユーミンの歌のときがピーク。このときには画面に「風」がふかない。静かに止まっているんです(たしか)。それがなぜかぐっときました。ここが宮崎監督のスゴ腕ですね。心がゆさぶられ、「言い表せない感情」をもたらす映画力! そうだ、今回は声優俳優さんたちも良い意味の「没個性」で良かったな〜 とくに大竹しのぶさんには最後まで気づかなくて、やはりすごい女優さんだと感心しました。 退席する時、鼻をかむほど鼻水が。これは風邪によるものではなく、感動の涙をこらえたためです。 絶不調の中、無事最後まで鑑賞できました☆風邪と風のコラボ?? 帰宅し、気になっていた事を調べました。 「風立ちぬ、いざ生きめやも」のフレーズは、仏作家ヴァレリーのものなんですね?知らなかった、お恥ずかしい。初対面の「ふたり」が、この一節をフランス語でやり取りするシーンがあって、なぜか私が恥じらい赤面しました。この時代に外国語?ハイカラさんカップル?そこは掘り下げてはいけませぬ! 「風立ちぬ、いざ生きめやも」って...日本語が難しい。 個人的な意訳 「風(あるいは逆風)がふいてきた、(それでも)生きてみないと」 「風に乗って、生きてみるべき」 「風にさからわず、暮らしてみるか」 「(逆)風のなかでも、生きてみるべき」 私には、まずは自分のまわりの風を敏感に感じ取り、それにうまく乗って柔軟に生きるべきだと説いているように思えます。 辞書的翻訳ではまったく違いますが、「どんなときもその状況をできるだけ受け入れ、結局生きていく他ない」、そんな印象のフランス語に感じた次第です。哲学的だな〜 さて、「風邪なら風邪なりに、ごはんをつくろう」と、のろのろと準備。 もうろうとしたなか、うになど即消費せねばならぬ食材を買ってきてしまった。 食欲がなかったのに、食べなくては!こういうときはアペリティフが効く!本当です、胃の受け入れ態勢を整えるのもアペリティフの役目。 ビールで漢方を流し込み、勢いがついて完食できました。しかし、お酒がおいしく感じられない。体調をはかるのに便利な「お酒バロメーター」です。飲み過ぎたあとに言い訳がましく、「飲めなくなったら(健康状態が)ヤバいよね」と飲み仲間でもある在日フランス友人とよく話したものでした。 昼ご飯が夕ご飯になり、ぐっすり休んで風邪退治。「風立ちぬ、いざ生きめやも」な心境になりました〜 かじきをグリルして、うにをソースかわりに。それとはちみつレモン粒マスタードソース(まんなか)もかけて。自家製ストックソースは体調不良のときも安心&便利☆マイユの空き瓶に入れるのが最近のマイブーム。 みなさまもキツイ冷房にやられないよう、お気をつけて!健康第一☆ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
by yokoyonezawa
| 2013-07-28 13:01
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