ひとりセント・バレンタイン

新刊の３章まるごと「ひとり」をテーマにしました。「ねこパリジェンヌ」の当初は、まるごと一冊ひとりという案もありましたが、ねこが加わって「ひとり」ではなくなりました＾＾

話はバレンタインに。なぜかというと、私が世間のムードに流されてるからです。年始から休みナシで働いて、ようやくひと息ついた今、節分が過ぎてバレンタインではないですかっ？わがハートに火が！！

半世紀の自分史でのバレンタインは無視してきた行事。若かりし頃（＊）、「義理」に無意味を感じて、「本命」さえも無視したっけ。それはそれ、今は思いっきり世間の流れに便乗したい気分なのです。

ひと息ついて気分上々な今、困ったことに、急に都合よく「人」の心は調達できない......。

で、ひとり走るのが食です。衣食住、なくてはならないいつもの生活の中から喜びを見つけるのが私の提唱する「パリ流」。がんばらなくても、目の前に楽しみはひそむもの。

おなかすいたな〜と、休日。いつものメニューをバレンタイン用に盛り付けアレン
ジ！ただそれだけですけど「作品」です。

このプレートとほぼ同じメニューが、

こうなりました❤︎美術的には「余白」重視です。これ以上太いハート形だと、子供っぽくなっちゃう。大人ごはんなので、シックはキープしたいところ。

お料理ゼンブを盛り付けるとハートじゃなくなっちゃうので、余分は別小皿に盛ります（写真には写ってませんが）。

ビーフステーキの日は、盛り付けに力が入ります。

フレンチの場合、「アツアツのまますぐさま」食べる文化でないのが性に合ってます。お皿の上に「アート」をこしらえ鑑賞、しばし自分作品に酔う時間が至福です。

と、バレンタインからそれました！！みなさまはひとりでもふたりでも「今目の前」に好きな人、好きなモノがあることを、しっかり確認するバレンタインにしてくださいね。聖なる日ですから！

＊若かりし頃＾＾この態度は「反抗期」っぽいですね？そんなときもありました。同僚の軽いジョークの「チョコくれる？」にも「あげないっ」とムキになったっけ。その時点で恋を１パーセント逃してますね。

あのときパリジェンヌ流を知っていれば？な〜んて過去には戻らず、今を生きます。

Bonne Saint Valentin❤︎